2009年02月04日

再掲2@木暮実千代あれこれby藤沢摩彌子(引越し分)

昨夜日付が変わるまえに、「藤沢摩彌子あれこれ」から木暮実千代さん関連記事の引越し作業の続きを行いました。
もう少し、つづけて引越し作業を行います。

今回は、去年6月29日〜30日掲載記事の再掲です。


●写真:木暮実千代あれこれby藤沢摩彌子D

ある方から、藤沢摩彌子ホームページ「花々の日記」のほうにあった「木暮実千代あれこれ」の木暮実千代さんの帽子姿の顔写真は、いまどうなっているのですか、との質問を受けた。
その写真とは、黒川鍾信著「木暮実千代ー知られざるその素顔」(2007/NHK出版)の帯の後ろに掲載されている帽子を被った顔写真である。
黒川さんは木暮実千代さんの甥にあたる。特別に許しをいただいて、わたしのホームページに掲載させていただいている。その写真の所在を尋ねられたのだ。

6月14日から、この新ブログ「藤沢摩彌子あれこれ」を立ち上げたとき、以前の「木暮実千代あれこれ」の記事をまとめて最初の日、6月14日付けでアップした。
読者の方には読みづらいことだろうが、2月から6月13日分を一挙掲載、ということにした。

藤沢摩彌子ホームページ「花々の日記」のなかの「言葉の花束 特別版」第二弾「木暮実千代あれこれ」には、木暮実千代さんのプロフィールとともに、帽子の顔写真もある。それは、いまも存在している。
統合をはかる、と言いつつ、写真とプロフィールの頁をどうしようか、と思っていたところであった。
http://www.k3.dion.ne.jp/~shienkai/mayakof2kogure.htm

質問を良い契機として、帽子姿の顔写真と木暮実千代さんのプロフィール、2月から6月13日までの記事をそのまま藤沢摩彌子ホームページに残しておくことにした。
トップページにも項目をたてて残した。
http://www.k3.dion.ne.jp/~shienkai/mayakof1.htm

いろいろと試行錯誤をしつつホームページとブログを共存させていきたいと思っている。


●「雪夫人絵図」木暮実千代あれこれby藤沢摩彌子E

去年の6月に藤沢摩彌子ホームページ「言葉の花束」につづった記事を転載したい。なお、再掲のため、本文中の日時の記載は省略する。

本日は「雪夫人絵図」。
2007年8月17日記載分。
当時ホームページに記載したときのタイトルは、「京橋フィルムセンター」であった。

*写真は、劇場公開用チラシ。1950年。新東宝製作。監督は溝口健二である。


ずいぶんわかいころ、通ったことがある。
国立近代美術館フィルムセンターは、京橋にある。
交差点の角にあるアサヒビールのむかしの本社ビルに縁あって通うまえのこと。
大学時代のことである。
古い映画を見ることが目的だったが、もうひとつの動機はほかにある。
その動機については、いずれ明かす日も来るだろうが、いまは内緒にしておきたい。

この項にも書いているとおり、このたび、あらためて溝口健二の名作に触れる機会があった。
DVDでいつも見ているが、フィルムセンターなら上映しているかもしれない。そう思って、ホームーページを探してみた。
運よく溝口健二監督作品『雪夫人絵図』が上映されることを知った。
大画面で見ることができるのは、またとない幸運である。
『祗園囃子』ほか、絶賛している名画のひとつ。
主演はやはり木暮実千代である。

この映画は、どのシーンを切っても絵のように思われる。そのまま切り取って額縁にはめ込めば一幅の絵として通用するほどの見事な構図。
日本画の絵のようなうつくしさでは、『雪夫人絵図』は、群を抜いている。
とくに、熱海の海を借景にした絵の、綺麗なこと!
ほれぼれしてしまうほどだ。
調度品も素晴らしい。美術、撮影、そして照明・・。絶品である。

まえにも書いたことがあるが、木暮実千代の甥にあたる英文学者・黒川鍾信著『木暮実千代ー知られざるその素顔』(NHK出版)によると、主人公の信濃雪が夫の直之と父の通夜の晩に絡むシーンは、たった数分のカットなのに、溝口健二は一日がかりで撮ったという。
俳優やスタッフは苦労したようだが、仕上がった映像は見事な陰影に富んだ照明によって、素晴らしい光の微細な陰りを画面に刻んでいる。 
       
昼は華族の令夫人、夜は白蛇の化身。
官能的な女性として描かれる雪夫人の悲劇。

何度でもいうが、木暮実千代のうつくしさを溝口健二はあますことなく、引き出している。

興味がある方には、ぜったいお奨めである。
            


posted by fujisawam at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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